3月3日に「卒業を祝う会」を開き、子どもたちの新たな門出をお祝いしました。 
まだ、公立高校の入試結果発表前でしたが、やっと入試勉強から解放されて明るい表情を見ることが
できました。毎年、卒業生一人ひとりと手紙を交換します。多くの生徒が「先生、無理をし過ぎないで
お元気で」と書いてくれています。子どもたちの優しい心遣いにほろりとさせられます。そして、私は
教え子たちのこれからの人生が幸せであるように、といつも祈ります。
 中には第一志望校に合格できなかった生徒もいますが、各自ベストを尽くした結果だからこそ、後悔は
していないようです。それぞれがご縁のある場所に進んだのですから、そこで充実した高校生活を送って
くれることを願っています。
 そして、4月からは新しい顔ぶれがそろいました。新小学5年生の子どもたちです。また、ご縁があって
この子たちと出会えたことに感謝しています。今年の子ども達はここの環境にすぐに慣れて、休憩時間も
楽しく過ごしています。「習い事の中でここがいちばん楽しい!」と言ってくれる子もいます。そういえば、
今年の卒業生のお母さんが、「一度も塾に行くのを嫌がったり、休みたいと言ったことがありません。
塾が楽しいなんてうらやましいと思います。」とラインをくださり、確かにそうかも…と思いました。
私自身は習い事をしようにも何もない田舎で育ったので、習い事などをしたことは一度もありません。
まして、学習塾に行くなどということは考えたこともないし、行ける環境にあったとしても絶対に行きたく
なかっただろうな、と考えて笑ってしまいます。そんな私が学習塾をやっているのですからね。
 でも、嫌いな勉強ならなおさら楽しい環境が必要だと思います。「楽しい」と言ってもふざけて遊べるから
楽しいではなく、わかるようになるから楽しくなる、そんな「楽しさ」であってほしいです。そのために、
私もほかの先生たちも、子どもたちの「わからない」を「わかる」に変えようと一生懸命に努力を続けています。
 これからも、より一層の努力を続けていきます。どうぞ、今年度もよろしくお願いいたします。

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